2011-09-17 晴れ,風が冷たい [長年日記]
_1 SAMUEL ADAMS Brewery Tour
今度帰任する人の送別会みたいなので行ってきた.
地下鉄のTで最寄り駅まで行ってそこから歩き.土曜の午前中にも関わらず,結構な人がいて,だいたいみんな同じ方面に歩き始めるので迷うことはないかと.歩いて5分強ほどで到着.
建物入口にはわずかに列ができ,中は結構混んでる.どうやらツアーの開始待ちの様子.入り口でIDを提示し,自分のツアーの回の目印となるビールのラベルをもらう(ちなみにもらったのはSCOTCH ALE).30分ほど弱ほど待たされてやっとツアー開始.待っている間奥のほうから大きな歓声が聞こえてきて,なんか期待度が上がる.
ツアーは三工程にわかれていて,原料について,醸造について,飲み方について.まあみんなの目的は3つ目なんですが.
原料は大きく3つで,麦とホップと水.麦は生と何かと焙煎の3つの段階があって,それぞれ試食して味が変わることを確かめたり.生はふつうに美味しかったが,焙煎はチョコレートとか形容してたが苦い.ホップは手のひらですり潰し匂いをかぐ.フルーティーで良い匂いの元はこれだったのか.あんまり良い匂いだったので次の工程に移る前にもう一回やってしまうほど.水はさすがに飲まず.Samuel Adamsの工場は3カ所あるらしいんだが,いずれもここ創業の地Bostonの水と同じ水質となるよう調整しているとのこと.まあこのあたり住んでる限りはBoston近郊の工場産のしか飲む機会がなさそうだけど.
次は醸造プロセス.なんだけどあんまり面白い話は無かった.説明のお兄ちゃんが遠かったのもあるけど.
最後は飲み方について.部屋に入る前にグラスをもらって入る.とピッチャーにつがれたビールが渡されるので自分のグラスにつぎ,ビールの見方とか飲み方についてのレクチャー.が,みんなあんまり聞いてない気が.それでもそこはアメリカのビールツアー.あの手この手で観衆の興味を引きつつあれこれ説明.ジョークをそこここに散りばめ,観衆も参加させつつ,盛り上がる.3種類のビールを飲むんだが,後につれてみんなのテンションもあがり,それを上手くコントロールするお兄ちゃんのやり取りが面白い.ちなみに今回飲んだのは
- Samuel Agamsの代名詞Boston Lager
- 秋シーズン限定のOctoberfest
- 苦味が強く好みが分かれそうなLatitude 48IPA
さすが新鮮なビールはうまい.Boston Lagerは最近飽きつつあったが,一番最初に飲んだのもあるだろうが一番うまく感じた.次は最近ハマりつつあるIPAのLatitude 48IPA.Octoberfestはワインっぽさがあってあまり好きじゃないが,一緒に行った人はこれが一番飲みやすいと言ってた.
飲み終わった後はさっさと追い出されておしまい.最後にIPAという少し飲みにくいのを持ってきたのは,最後に飲みやすいおいしいのを持ってくるとみんな居座ってしまう可能性があるからじゃないかという鋭い分析をカナダ人がしてて,なるほどと思ったり.
帰り際に気がついたのだが外のテラスみたいなところでも試飲をやってた.うちは幸い室内で飲めたが,今日は日差しはあるものの風が冷たく外はきつい.これから行く人は要注意.
と結構楽しく,しかも無料*1なので,行くと結構楽しいですよ.
*1 寄付を求めてるが強制ではない
_2 T Orange Line
今回地下鉄のTを使っていったのだが,最寄り駅のStony BrookはOrange Lineという路線にある.このOrange Lineあちこちで危険という話を聞いてて今まで乗ることは無かったんだが,今回初めて使用.ちなみにWikipediaにもその旨記述がある.
オレンジライン沿い、ロックスベリー・クロッシング駅(Roxbury Crossing)より南はボストン圏の中でも特に治安の悪い地域である。
Red LineのDowntown Crossingで乗り換えてOrange Lineに乗り換えた瞬間,黒人の多さにすぐに気がついた.さすがに土曜の午前中だけあって,それほど危険は感じなかったが,深夜とかにこれだとちょっと身構えるかな.あんまり乗りたくはない感じ.