2007-03-06 快晴,月がくっきり.寒い [長年日記]
_1 打ち合わせ不足
今週末〆切の仕事を早めに仕上げ昨日提出したら,今日になって求めているものとまったく違うし,ぜんぜん使えないといわれてしまった.
こちらも前の続きみたいな感じでちゃんと確認せずにやってたし,依頼元も依頼しっぱなしで詳細については触れていなかったので,どっちもどっちということになった.
で,当然の事ながらやりなおしが発生するんだが,やりなおしの〆切は来週水曜.レビューとか考えると遅くても今週末までには手元では完成させておかないと.うーん,今週は余裕ペースだったのにな.ちとヤバいな.
_2 風が吹いたら桶屋がもうかる(井上 夢人)
これまたヨメはんが借りてきてくれたもの.この著者の作品を読むのは初めて.
7つの短編を1冊にまとめたもの.7つの短編は登場人物が同じで,話の流れも同じ,落ちも同じ.ただ話の内容が違うという非常に変わったスタイル.でもおもしろい.なんやろ,吉本新喜劇みたいなもんかな.そう,お約束.
人物描画とか場面とか設定とかはイマイチだなと思うところはあるのだが,この作品のよさはなんと言っても上に書いたところなので,そういうのはあんまり気にならない.
で,わからんのが本のタイトル.なんでコレにしたんやろ.原因と結果がつながっていないようでつながっているといいたいのか?
一応この本は1日で読み切った.朝の通勤バス,仕事前,昼休み,夕方休み,帰りのバス,夕飯後でだいたい3,4時間といったところか.
- 風が吹いたらほこりが舞って
- 目の見えぬ人ばかりふえたなら
- あんま志願が数千人
- 品切れ三味線増産体制
- 哀れな猫の大量虐殺
- ふえたネズミは風呂桶かじり
- とどのつまりは桶屋がもうかる
そういえば、桶屋が儲かる理の元の長いバージョンを先日ようやく知りました。まさか、桶は桶でも棺桶だったとは。
Wikipediaに長いバージョンが乗ってました.<br>* ふえたネズミが柱をかじる<br>* 柱が弱って家が傾く<br>* 傾いた屋根から瓦がすべり落ちる<br>* すべり落ちた瓦にあたって死ぬ事故が増える<br>* 死者が増えるので棺桶の需要が高まる<br>* とどのつまりは(棺)桶屋がもうかる<br>ですね.<br>ちなみにうちの電子辞書に搭載されている広辞苑には短い方が乗っていました.