2011-09-04 晴れ [長年日記]
_1 Washington, D.C. 旅行 Day3/3
最終日は博物館めぐり.開館が少し遅いのでホテルを出るのも遅め.一日中荷物を持っては歩けないのでホテルに預けて出発.
ホテルから5ブロックほど歩いてDC CirculatorのRedに乗ってSmithsonian National Air and Space Museumへ.おととい行ったのはここの別館.こちらが本館.ここでもセキュリティチェックがあるんだが,正面側はX線検査機に通すだけなのでラク.
入るとすぐにApplo 11のCommand Moduleが.保護のために透明のプラスチックケースに入れられているんだが,正直ボロボロ.大気圏再突入の際に焦げたのではと予想するんだが,ようこんなんで帰ってきたなと.すごいわ.とそこへ係員のおっちゃんが来て,写真撮りましょうか?月の石は触りましたか?などとあれこれしてくれた.ありがたい.別館は機体そのものを見るところ,本館はそれらの功績について展示しているところという感じ.なので見た目としては別館が面白い.ただ本館にも面白い展示はいっぱいあって,木星探査機Voyagerのレプリカとか,Apollo計画についての展示などは非常に興味深かった.が,如何せん未就学児たちにはその内容がまだまだ理解できず,見た目が地味な展示は反応が薄い.すぐに先に進もうとしてしまう.オレはじっくりとショーケースにへばり付いてあれこれみたいのに……涙.Moving Beyond EarthなるExhibitionで20人同時参加の宇宙関連クイズをやってたので花子にボタン操作を任せてチャレンジしてみたところ7割正解してその回のトップ獲得.花子のボタン押し間違いがなければ8割になったはずだっただけに残念.花子はトップ成績に大満足だった様子だが,それお父さんの功績だから……
なんだかんだとお昼時間含め4時間ほど滞在したのち,今度は少し歩いたところにあるNational Museum of Natural Historyへ.ベビーカーでお昼寝中の次郎を起こすのはかわいそうとベビーカーに載せたまま入ろうとしたら,汗をかきながら北側の入り口まで回る羽目になってしまい大変.あと北側と南側では階が異なってしまうのでコレも注意.ということで南側から入ったヨメはん,花子とやっとのことで合流し見学開始.反時計回りに進んだのだが,最初から恐竜の化石がゴロゴロあっていきなり大興奮.みんなでスゲー.氷河期のクマの先祖らしき動物の骨格がバカでかくてビビる.こんなん出てきたら生きて逃げられる自信がない.あと面白かったのは,これまた骨格かな.今度は現代の動物の骨格で,大きいのから小さいのまで,脊椎動物はやっぱ骨があるんだなと再認識.っていうか作業した人すごいわ.で,ここも先ほどと同様,単純に見て楽しむのも多いんだが,ちゃんと展示内容を理解しないと全然楽しめない.朝から見っぱなし,歩きっぱなしで疲れてきてたのもあるが,かなりの展示内容は歩きながら見て過ぎる感じ.ちょっと残念.
最後にSmithsonian Associatesの本部の建物に寄って終了.
行きはIADに降りたが,帰りはDCA発なのでSmithsonian MetroからBlue-lineに乗ってで移動.途中オレだけホテルに寄って預けた荷物を引き取り,再度家族と合流しNational Airport Metroに到着.ちょっと早めに着いてしまったので,シャトルバスに乗らずブラブラと歩いてターミナル間を移動してみたり,飛行機を眺めたりして時間を潰す.フライトはほぼ定刻に出発し,予定より気持ち早く到着.スーツケースはすぐに出てきたがベビーカーが出てこずオロオロしたが,どうやら別のところから出てくるらしい.慣れないことはしないに限るわ.
今回は博物館巡りがメインで,インドアだからそれほど疲れないかなと思っていたが,車に乗らない分何をするにも歩くことになってしまい,結構しんどかったかな.その証拠に子どもたちは毎日爆睡だったし.まあでも楽しかったので良かった.夏に2回も行ったし,花子もKindergartenが本格始動するしで,年末の一時帰国を除くと,しばらくは飛行機での旅行はないかな.
今日の写真
USS Enterpriseの巨大模型.地下の売店の奥のほうにドカンと置かれてた.売店にはStarTrekとStarWarsのコーナーがあったり.
今にも動き出しそうな,National Museum of Natural Historyの象.
鳥みたいに長いくちばしがありながら,胴体はズングリ.こんなん初めて見た.後ろのイラストを見るにペンギンの先祖なのかなぁ.
氷河期のクマ(?)の骨格.デカすぎるの一言に尽きる.
Smithsonian Metro駅.カッコイイ.そういえば,まえに来た時もこの駅の写真を撮ってた.
こちらはMcPerson Square Metro駅.ここもSmithsonianもBlue/Orange lineの駅だが結構似てる.これに対して昨日乗ったRed-lineの駅の天井はツルっとして暗い.ISO800で撮ったから明るく見えるけど,実際には意外と暗い.
ContinentalデザインのUnited.元はContinentalの機体だったのだと思われる.個人的にはUnitedは白地に青のイメージ.
2011-09-03 曇り一時雨のち晴れ [長年日記]
_1 Washington, D.C. 旅行 Day2/3
0830にホテルを出てDC CirculatorのYellowに乗ってUnion Stationへ.このCirculatorだが距離に関係なく乗車1回につき$1.00で,頻繁にバスが来るのでかなり使い勝手がいい.観光で行く場所は結構な割合でカバーしていると思うのでオススメ.
で,Union Station.駅というよりも美術館か何かと言ったほうがしっくりするような立派な建物.天井の造形が素晴らしかったり,柱や像が多かったりとやはり駅らしくない.それでも建物の奥は切符売り場があったり,Amtrakに乗ろうと並んでいる人が居て,駅であることを思い出させる.
ここからAmtrakではなくMetroのRed Lineに乗って移動.向かう先はNational ZooことSmithsonian National Zoological Park.早速入り口にほど近い,お目当てのパンダを見に行く.ちょうど食事中のようで,園舎の上にあるカフェテリアの上からのぞく.これまで何回かパンダを見たことがあるが,いつも寝てばっかりで,ちゃんと動いてるのはコレが初めてな気がする.うまそうに食うなあ.そのうちに上からは見えない場所に移動してしまったので,こちらも下から見える位置に移動したり.なんかおばちゃん数人のパンダファンがいて,みんなカメラ持ってはしゃいでた.どこの国もおばちゃんは元気だのう.
次は象のところへ.がタイミング悪く象はどこかへ歩いて行ってしまう.タイミングが悪いのか重なるもので,ちょうどにわか雨が.それでも幸いにも屋根があったので濡れずには済んだ.檻の前にアジアゾウとアフリカゾウの特徴当てクイズがあったので,その間花子とクイズでお勉強.大きな特徴は耳の大きさとキバの有無かな.アジアゾウは耳が小さくキバがなく,アフリカゾウは耳が大きくキバがある.戻ってきて象を見て,花子にどちらだ?と聞いたところ,ちゃんと正解してた.すばらしい.
あと良かったのは,クマがじゃれ合ってるのが見れたことかな*1.それ以外はまあそんなもん.ただ全体的にEducation, Research的な要素を強く感じたり.動物の脳の大きさを比較する展示があったりとか,蝶が蛹からかえるのを見せてたりとか.近くに住んでたら,動物園じゃなくてそういう視点で見にこれたりするのになぁと思ったり.そうそう,Invertebrates Exhibitではその名のとおり無脊椎動物が展示されていたんだが,オウムガイのすぐ近くに黒色テカリ生物Gがいっぱい居てヨメはんがビビってた.花子は「あ,Bug Bug」と慣れた様子.そうそう,このコメントを聞いてヨメはんが
花子がお嫁に行って家にGが出ても,叩き潰したりせずにふつうに触ったりしてご主人がひかないといいんだけど
と心配してたw.
Metroの駅に戻ったところでCirculator乗り場があるのを発見.ホテルで貰った地図には乗ってなかったんだが,路線図を見るとGreenのようで,ホテルからワンブロックのところまで行けるらしい.5分も待たないうちにバスが来たので乗る.町の様子をゆっくりと眺める.あちこちに公園があるんだけど,ホームレスがベンチに座っている率が非常に高い.かなりの確率で黒人.全体的にWashington, D.C.はBoston近郊に比べて黒人率が高い.
ホテルに一旦戻ってすぐに出かける.昨日はWhite Houseを見たので,今日はLincoln Memorialへ.土曜日だからか昨日よりもWhite House周辺は人が多い.Washington Monumentを見つつ,WorldWar II Memorialへ向かう.さすが勝ったからなのか,すごい立派.昨日のEnola Gayもそうだが,なんかしんみりした感じで通過.そうそう,各州の名前が入った柱が立ってるんだが,MAが見つけられんかった.近隣の州はあったのに.北側にあったのかな.Forrest Gumpで有名なReflecting Poolは工事中のため掘り返されてて残念なことに.Lincoln像は予想以上に大きく,そして顔がしっかりしている.
ホテルに向かう道すがらAlbert Einstein MemorialとNational Museum of Woman in the Artsの像を見て帰る.
今日の写真
Union Stationの駅舎内.もう少し遅い時間だと日が入ってもっときれいに見えたかも.結構広く,広角27mm(35mm相当で)では収まりきらんかった.
笹をむさぼり食うパンダ.
これは耳が小さくキバがないので,アジアゾウ.飼育員によると10歳だそうな.
このすぐ隣にライオンがいたんだが,定期的に交代して吠えてた.その度に人が集まってきてた.
Reflecting Pool跡とWashington Monument.こんな感じで残念な景色に.風がなかったから,きれいに映るはずだったのに.
えらい男前なLincoln.
Einstein像が持つノート.E=mc^2が見える.
National Museum of Woman in the Artsの像.女性も下のイルカ?もハデハデ.が何をイメージしたものなのかはサッパリ.
*1 人間がされたら大ケガしそうなくらいだが
2011-09-02 曇り [長年日記]
_1 Washington, D.C. 旅行 Day1/3
夏の旅行は済んでいるんだが,花子がKindergartenに入りPreschoolの時みたいに自由に時間が取れなかったり,休みとなるVacation Weekは費用が高騰したりと大変なので,最後のチャンスと出かけることに.とは言え,期間が短いのでおとなしく東海岸.
時間を有効に利用するために0800発のフライトでDulles International Airport(IAD)に向かう.市街地だけならReagan National Airport(DCA)が近くて便利なのだが,あえてIADに飛んだのは,近くにあるSteven F. Udvar-Hazy Centerに行くため.
フライトが予定より早く着いてしまい,シャトルバスの始発までかなり時間があったので,仕方なくタクシーで移動.開館直後に着いたのでガラガラ.最近乗り物(特に飛行機)に大ハマリの次郎は大興奮の様子.が,そうそうにエネルギーを使い果たし,早起きもあってか早々に寝てしまう.残念だったね.花子も興味津々であれこれ見てたり.連休だからか簡易ドームが設置され,魚眼レンズを備えた映写機でプラネタリウム風のムービーを見たり.望遠鏡の始まりと,天体観測がテーマだったがまだ早かった様子.前回来たときには無かった機体もあった気がするし,修復施設が見られるようになったりとまだまだ発展途上なのかも知れん.
そうそう,宇宙飛行士が船外活動するときに着用するスーツが展示された.ものすごくゴワゴワしていると思っていたのだが,予想以上にペラペラ.すぐに穴が開いて空気が漏れていきそう.グローブもブーツも軽かった.船外活動するときにブーツのかかと部分に着いた金属のフックでシャトルに固定されるらしいのだが,説明員のおばちゃんと二人,コレはないわと共感しあったり.
最後にDonald D. Engen Towerに登っておしまい.マクドでご飯を食べ,おみやげ屋さんで次郎にスペースシャトルのおもちゃを買い,シャトルバス*1でIADに戻る.
IADから市街地まではMetroのバス DC-Dulles Line 5A(pdf)*2に乗って移動.途中道が混んでたりして約1時間弱でL'Enfant Plazaに到着.ふらふらと観光がてら歩いてホテルまで.が意外と遠いし,まだまだ暑いし*3,素直にMetroを使えば良かったと後悔.
一息ついて,夕飯を食べるついでにWhite Houseを見に行く.思っていたよりはガードがきつくなかったが,それでも常に見えるところには警官がいたし,付近は車両乗入れできないようにゲートがあったりと厳重.歩行者は自由に庭の前まで行けるし,写真も取り放題.メディアでよく見るのは南から見た時の絵なんだなと.夕飯を食べて今度は北側を通る.拡声器持ったおばちゃんがObamaがうんだらかんだらと文句を言うてたり.まあ最近支持率落ちてるしな.
明日も今日と同じかそれ以上歩きそうなので,そこそこに寝る.
今日の写真
SR-71 ブラックバード.次郎はおもちゃを持ってるんだが,やっぱりSR-71よりもA-12にしか見えんわ.それにしてもカッコイイ.
Enola Gay.前回は下から見上げただけだが,今回は上の通路から見てみる.やはりこいつの前だとテンション下がるな.
南側から見たWhite House.こちらからの方が有名な気がするが,建物としては裏側に当たるらしい.
北側から見たWhite House.車寄せとかあったりして,当然ながらちゃんと官邸としての機能しているんだなと思ったり.
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