muneda's diary

_1 ふつうのコンソールとシリアルコンソールに同時に出力

特にKernelなどで設定する必要はなくgrub.confをいじるだけでOK．会社の先輩にキーワードだけを教えてもらって，実際に参考にしたのはここ．実際にはこんな感じ．

image=vmlinuz-2.6.3-xxx
        label=2.6.3-xxx
        read-only
        append="root=/dev/sda3 console=tty0 console=ttyS1,19200n8"

append の後半にある console がポイント．前者はいわゆるふつうのコンソールへの出力を，後者はシリアルコンソールへの出力を宣言．

_2 Re: Kernel-update

先日

起動には何の問題もないのだがdfすると / が2回マウントされているように見える．

と書いた．machuさんとこでも同じことが起きているようだ．なんかオレの調査待ちみたいな感じになっているのでカーネルコンパイル中にえいやっと調べてみた．

前回の調査で二重マウントの原因はgenkernelによってインストールされているlinuxrcというファイルが原因らしいところまでは突き止めた．今回はその続きから．

/var/log/emerge.log によると今使っているバージョンは3.0.1でその前は1.8．この間で何かが変わっているに違いない．genkernel-1.8のlinuxrcとgenkernel-3.0についているlinuxrcでそれっぽいところが見つかった．

genkernel-1.8 の linuxrc
11  #mount -o remount,rw /
12  mount /proc

genkernel-3.0 の linuxrc
8  mount -o remount,rw /
9  mount /proc

となっている．問題はこれか？それとも genkernel-3.0 の linuxrc には以下のこの部分か？

echo "STEP 4: Determining root device"

while true
do
        while [ "${got_good_root}" != "1" ]
        do

                if [ "${REAL_ROOT}" = "shell" ]
                then
                        /bin/ash

                        #set REAL_ROOT to "" so we get a prompt for the real root after the shell exits.
                        REAL_ROOT=""
                        got_good_root=0
                        continue
                elif [ "${REAL_ROOT}" = "" ]
                then
                        #no REAL_ROOT determined/specified. Prompt user for root block device.
                        echo "Root block device unspecified or not detected."
                        echo "Please specify a device to boot, or \"shell\" for a shell."
                        echo -n ": "
                        read REAL_ROOT
                        got_good_root=0
                elif [ -b "${REAL_ROOT}" ]
                then
                        got_good_root=1
                else
                        REAL_ROOT=""
                        got_good_root=0
                fi
        done


        if [ "${CDROOT}" -eq "1" -a "${got_good_root}" = "1" ]
        then
                break
        else
                echo "STEP 4a: Mounting root"

                mount -o rw ${REAL_ROOT} /newroot
                if [ "$?" = "0" ]
                then
                        break
                else
                        echo "Could not mount specified ROOT, try again"
                        got_good_root=0
                        REAL_ROOT=""
                fi
        fi
done

grub などのオプションで real_root が指定されていると上のルーチンが走り指定したディスクをマウントするようだ．どちらにしても genkernel-3.0 についている linuxrc はディスクのマウント処理を行っている．

このあと initrc 内でも root をマウントするので二重マウントになるんだろう．linuxrcはgentoo固有のモノなので修正するならこちらだな．なんとなく原因はわかったので実際にlinuxrcをいじってのテストを次のマシン再起動時にやってみよう．

追記 : gentooのbugzillaに登録されているみたい．二重マウントによって正しくshutdownされないことのほうが問題になっているみたい．やはり今日試してみるか．