muneda's diary(2005-06-03)

2005-06-03 曇りのち雨，眠くて疲れた [長年日記]

_1 LinuxWorldExpo 2005

朝イチから最後まで会場にべったり．とりあえず疲れた．

こういうイベントに参加するのは初めてなのでよくわからないが，個人的感想からすれば結構すごいな，と．力が入っているところは会場のブースの作りからして金を掛けてそう．こういうところもあればポスター1枚ポンと置いてあるような所もあってちょっと変わった感じ．そこがLinuxらしいのかも知れないが．

大きい企業がこぞってアピールしていたのが

仮想化
クラスタリング

のように思った．まあオレが参加したおよびブースで聞いただけなので，オレが興味のある分野ではってことになるのだが．あと全体的に技術の分かる人が少ないのが残念．ちょっと突っ込んで聞くと答えられない人が多かった．まぁ営業かそれに近い人なのでそうならざるを得ないと思うのだが．その中でもあたり技術者がいたのが，Iで結構おもしろい話を聞けた．でもIはハズレもいたけど．

各ブースで気になったところ

適当うろ覚えなので本気にしないこと．そもそも書いているのが2日後だし．

SUSE

ブースの場所が入り口すぐ．いいところ当てたな．スターバックスのコーヒー(アイス/ホット)が飲めた．

SLESとかXenの話が興味深い．SUSE Professionalではすでに含まれているXenだがSLES9ではSP2に含めるそうな．ただハードウェアの仮想化のみでCPUやらメモリの割り当てはうまくできないとのこと．あと性能評価などは全然できておらずまだまだ実用的ではないみたい．

日立

HA8500を使ったLinuxToughDump(LTD)のデモ．パニックしたカーネルではなくkexecして起動させたミニカーネルでダンプを採るところが売りとのこと．DMA転送可能だから早いですよ〜って自慢してた．2GBバイトのメモリを30秒っていうてた．早いのそれ？ちょっとデモがうまくいかないともう一人エンジニアっぽい人が来た．

IBM

PowerマシンによるLPARのデモ．AIX x2とLinux x2が1CPU上で稼働．もともとそれぞれにCPUの20%ずつを割り当てていたものを，Linuxの一方に40%割り当てて使用量の変化をデモしてた．Linux側には特に何の修正もしていないとのこと．CPUやPCIなどの増設カードは動的に活性追加削除できるが，Linuxのメモリだけは操作ごとに再起動が必要とのこと．

Blue Geneが置いてあった．デカい，斜め．横にCPUが64個詰まったユニットが置いてあったがこちらは小さい．

新製品のxSeries366の展示されていた．CPUはXeon．IBMはItanium2を完全に捨てたと明言．ディスクは2.5インチSerialAttachedSCSI(SAS)を採用．小さくていい．あとはPCI-Xとメモリのホットプラグサポート．PCIはどういう原理なのか不明．メモリはメモリボードをミラー構成していて，故障したものをまるまる交換できるとのこと．どういう仕組みで動くのか，対応OSなにかとかいうのは不明．

ワークショップにも行ってみた．これまでのIBMのLinuxコミュニティへの貢献とこれからの活動について．だいたいの部分がシングルソースでマルチプラットフォームをサポートしているのがいいところ．今後は特に仮想化(Xen?)に力を入れていくと何度も強調．